次期OS「Windows Vista」の発売を1月30日に控え、購入を検討されている方の中でも、どのエディションを購入するか迷っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、使用する機能を重視する中でも、価格との折り合いを考えて、自分に合ったエディションを見極めてみましょう。
まず初めに、Windows Vista には個人向けのエディションとして次の4種類があります。
・Windows Vista Home Basic ・Windows Vista Home Premium ・Windows Vista Business ・Windows Vista Ultimate
各エディションは、上から順番にグレードが上がり、価格も高くなります。 また、各エディションには、「通常版」と「アップグレード版」があります。
アップグレード版は、すでに Windows 2000 または Windows XP を利用している方が通常版よりも安く購入できるバージョンで、Windows 2000 よりも古いバージョン(Windows 98 や Windows Me など)を利用している方や、Windows を持っていない方は通常版を購入する必要があります。
通常版とアップグレード版はライセンスによる価格の違いのみで、インストール後の機能などの違いはありません。
さて、それではどのエディションを購入したら良いのでしょう? それには各エディションの違いを知る必要がありそうです。
筆者の判断で購入時に必要と思われる各エディションの主な機能比較を表にしてみました。
| | Windows Vista Home Basic | Windows Vista Home Premium | Windows Vista Business | Windows Vista Ultimate | | Windows Aero、Windowsフリップ3Dナビゲーションの利用 | × | ○ | ○ | ○ | | HD対応のWindowsムービーメーカーで、HDV形式のビデオの取り込みや編集が簡単 | × | ○ | × | ○ | | Windows DVDメーカーで、DVDが手軽に作成可能 | × | ○ | × | ○ | | ドメインへの参加 | × | × | ○ | ○ | | 強化されたバックアップ機能でファイルとコンピュータを保護 | × | × | ○ | ○ | | Windows BitLockerのドライブ暗号化でデータの損失や盗難から保護 | × | × | × | ○ | | 36の多言語に対応 | × | × | × | ○ |
表の一番上にある「Windows Aero(エアロ)」「Windowsフリップ3Dナビゲーション」は Windows Vista で新しく搭載された機能で「Windows Vista Home Basic」には搭載されていません。 これらの機能を利用するには「Windows Vista Home Premium」以上を購入する必要があります。
Windows Aero(エアロ)は各アプリケーションのウインドウを半透明なガラス風のデザインにすることで見た目の美しさや、重なり合ったウインドウを見やすくしたり、タスクバーでのウインドウ切り替え時に、タスクバーのアイコンにマウスカーソルを載せた時にサムネイルを表示して分かりやすくする機能です。
●Windows Aero(エアロ)


また、Windowsフリップ3Dナビゲーションはウインドウの切り替え時に各アプリケーションのウインドウを立体的に表示して作業効率をアップさせる機能です。
●Windowsフリップ3Dナビゲーション

これらの機能が必要なく、ネットサーフィンや電子メールが出来れば十分な方は、一番安価な「Windows Vista Home Basic」を選択すれば良いと思いますが、すでに Windows XP を利用している方でしたら、よほど新しいOSを早く利用したいというのでなければ、しばらくしてから乗り換えた方がよいのではないかと思います。
次に「Windows Vista Home Premium」と「Windows Vista Business」の違いですが、Home Premium ではホームビデオの編集やDVDの作成が手軽に出来、Business では自宅サーバーの構築などで必要なドメイン参加機能、暗号化ファイルシステムや強力なバックアップ機能を搭載しています。
ほとんどの方は「Home Premium」を選択されれば良いと思いますが、ノートパソコンなどを利用していて仕事で外出先で利用する機会が多い場合には、保護的なセキュリティーツールが提供されている「Business」を選択するのも良いのではないかと思います。 ただし、ホームビデオの編集などが主な利用目的で、「Windowsムービーメーカー」や「Windows DVDメーカー」を利用する場合には「Home Premium」または最上位エディションの「Ultimate」を購入する必要があります。
そして「Windows Vista Ultimate」ですが、表をご覧いただいておわかりかと思いますが、Windows Vista のすべての機能を利用できる最上位エディションです。 ただし、その分値段も高いです。(^^;
さて、ここまで Windows Vista のエディションについて説明してきましたが、最後に以前の Windows からアップグレードする場合には、知っておきたい次項があります。
それは、Windows Vista にアップグレードした時に、以前の Windows の設定などの移行(引き継ぎ)が出来るかどうかです。
可能であれば、これまで利用してきた Windows の設定などは、Windows Vista にそのまま引き継ぎたいものです。
次に、各OSから Windows Vista に設定などを引き継ぎ可能かどうかを表にしてみました。
| 利用しているOS | Windows Vista Home Basic | Windows Vista Home Premium | Windows Vista Business | Windows Vista Ultimate | | Windows XP Home Edition | ○ | ○ | ○ | ○ | | Windows XP Professional | △ | △ | ○ | ○ | | Windows 2000 Professional | △ | △ | △ | △ | ○:アップグレード、新規インストール(クリーン インストール)の両方ができます。 △:新規インストール(クリーン インストール)のみ可能で、現在利用している Windows の設定などは引き継ぎできません。
上記表のとおり、Windows XP Home Edition からはすべてのエディションへ引き継ぎができることが分かります。ただし、Windows 2000 Professional の場合ではクリーンインストールする必要があり、Windows XP Professional では、購入するエディションによっては引き継ぎができないので注意が必要です。
※注意:以前のWindows から設定などを移行可能かどうかの表であり、以前のWindowsで利用できたアプリケーションが Windows Vista で正常に動作するかというものはありません。。
ほとんどの方には「Windows Vista Home Premium」をおすすめしますが、現在 Windows XP Professional を利用されている場合には、設定の引き継ぎが出来ないことに注意してください。
また、これまで利用していたアプリケーションが正常に動作するか分かりませんので、それらのことを踏まえた上で、Windows Vista の導入時期を十分検討されることをお勧めします。 しばらく様子を見て導入時期を見極めるというのも、最良の選択かもしれません。
さて、目的のエディションは見つかりましたか? 参考までに筆者は 評価版の Windows Vista RC1 を使ってみたのですが、Windows Vista Home Premium を購入する予定です。 ※追記:考え直して、後で後悔しないよう Windows Vista Ultimate を購入することにしました。 現在は Windows XP Professional を使っています。
●アップグレード版 Microsoft Windows Vista Home Basic アップグレード版 Microsoft Windows Vista Home Premium アップグレード版 Microsoft Windows Vista Business アップグレード版 Microsoft Windows Vista Ultimate アップグレード版
    ●通常版 Microsoft Windows Vista Home Basic 通常版 Microsoft Windows Vista Home Premium 通常版 Microsoft Windows Vista Business 通常版 Microsoft Windows Vista Ultimate 通常版
   
●前の記事
・マウスで引いた線に「ソリ」を走らせるゲーム「Line Rider」 ●次の記事
・任天堂 Wii(ウィー)リモコン?
よろしければこの記事をブックマークに追加してください。 .
|